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エンパイア・スタイル
Collection
西洋衣裳

エンパイア・スタイル
18世紀末 フランス

 フランス革命後、バロック、ロココの華美な装飾様式に対する批判に加えて、古代ギリシャ、ローマ時代への憧れが重なり、古典的な趣味が生まれた。衣服からは装飾が排除される傾向がみられ、薄い絹やモスリンといった透ける生地を用いた簡素なシュミーズ・ドレスが好まれた。これは、ナポレオン1世の皇妃ジョセフィーヌが好んで着用していたことからエンパイア・スタイルと呼ばれている。体形を極端に変える下着を着用せず、自然で直線的なシルエットが特徴である。
 当館の衣裳は絹サテンで作られている。袖は上部に切り替えがあり、細みの長そでとなっている。胸元は大きく開いており、内側よりレースをのぞかせている。また、裾全体には花の刺繍が施されている。

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