menu
イヴニング・ドレス
Collection
西洋衣裳

イヴニング・ドレス
1920年代 アメリカ

 1925年にパリで開かれたアール・デコ展に由来するアール・デコ様式は、さまざまな様式の要素を取り入れながら、直線的イメージと機能性を特徴とするデザイン様式として、ファッションにも大きな影響を及ぼした。第一次世界大戦をきっかけに、女性の社会進出はめざましくなった。職業を持ち、髪形はショート・カット、胸がなく痩せた体形は、新しい女性像として多くの女性に支持され、ギャルソンヌ(garconne 少年のような女性)と呼ばれた。コルセットを付けず、スカート丈はひざ丈になり、開きがなく頭から被る形で、ビーズがちりばめられたドレスが主流となった。
 当館の衣裳は、黒一色でまとめ、洗練された夜の装いで、シルエットはゆったりとした完全な直線ラインを作っている。チュール地全体に施されたスパンコールが豪華な雰囲気を醸し出している。

360度画像
全方位からの画像とディテールの拡大画像を
ご覧いただけます。
PrevNext
BACK COPYRIGHT(C)2001 SUGINO GAKUEN All Rights Reserved.
杉野学園 お知らせ アクセス 展示 ファッション史年表 コレクション フロアガイド トップページ 当館について