12.オスカー・ワイルド
(1854-1900)
19世紀末のイギリスでは再び男性ファッションへの関心が高まった。ここでは、衣服に関して「装い方」よりも、意外性や個性で人目をひくために「どのように装うか」が問われた。衣服に対し、精神的な面を重視するこの態度は、美学を追及する唯美主義運動の高まりと重なり、新しいダンディズムを生んだ。劇作家・小説家のオスカー・ワイルドの著書や活動にはこうした主張が顕著に表れた。